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2015-03-17 15:53:00
マイホームで主婦が一番こだわりたいのがキッチンという方も多いと思います。
おしゃれなキッチン、機能的なキッチン、壁付けキッチン、対面式、アイランド型・・・・etc
様々なタイプがありますが、今回はマンションや建売住宅でポピュラーな壁付けキッチンと対面式キッチンのメリットデメリットを整理してみましょう。

■壁面にキッチンカウンターが一直線に並ぶ壁付けキッチン
◇壁付けキッチンのメリット
壁面に機能的に配置されたキッチンは全体を一目で見渡せるので、どこに何があるのか一目瞭然。一直線に流れる作業を考えて動線計画をすれば無駄がなくとても機能的でシンプルにまとまります。
また壁に向かって作業をするので、お料理に集中することもできます。作業効率がとっても良いのが壁付け型です。
◇壁付けキッチンのデメリット
メリットである全体が見渡せる点はデメリットでもあります。リビングからも見渡せるので、キッチンの生活感がお部屋全体へ伝わりやすいのです。
上手に片づける工夫や、整理整頓を常に心がけておかなければいけないでしょう。収納上手な方にはお勧めです。

■カウンターを挟んでダイニングと繋がる対面式キッチン
◇対面式キッチンのメリット
作業をしながら家族と対話をしたり、同じテレビを見たりできることが最大のメリットです。キッチンでの作業に孤独を感じることも少なくなります。
またカウンターのおかげでキッチンの内部が隠れ、生活感がお部屋全体へ伝わらないのもメリット。キッチンはどうしても物が雑多に置かれたり、洗剤のボトルや雑巾など生活感が出てしまいがちですよね。その点、気を使わなくてもすっきりと見えます。
◇対面式キッチンのデメリット
キッチンからダイニングへの出入りが一か所に限られ、キッチンの奥まで行くのにぐるっと回らなければならないのが難点。何かものをとりに行ったりするのにちょっと億劫に感じるかもしれません。またお部屋は一体的でもカウンターで区切られているので足元の視界が通りません。ハイハイ中の小さなお子様をお持ちの場合は目が行き届かないことも考慮しましょう。
さらに、対面カウンターの上はどうしても ‘ちょっと仮置き’的な場所になりがちです。いつの間にか物置になってしまって対面カウンターのいいところが台無しということにもなりかねないですね。

どちらの場合でも、家族が一緒に料理をする場合に一緒に作業できるスペースはあるかどうかも考えておくと良いです。また、子供が小さいうちはダイニングで宿題をすることもあるかと思いますが、そんな時に声をかけやすいかどうか、カウンターの高さやキッチンの作業スペースとダイニングテーブルの距離など、家族の年齢や生活スタイルに合わせて考えてみましょう。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:51:17
住宅を購入する際にまず頭に浮かぶのが「中古物件と新築物件のどちらを選ぼう?」ということではないでしょうか?どちらにもメリット・デメリットがあるため、とても悩ましいところですよね。

■憧れのあの街に住みたいなら中古物件が有利!
住みたい地域が決まっている、最寄りの駅から徒歩○分といった「これだけは譲れない!」というこだわりの条件があるのなら、やはり販売物件数の多い中古の方が探しやすいと言えます。
加えて、立地や広さなどの条件が同じであれば、一般的には中古物件の方が価格も安くなります。

ただし最近では駅前の再開発・整備が活発に進められていることもあり、駅近くの整理された区画に新築物件が建てられるケースも増えていますので、条件に見合う立地が見つかれば新築という選択肢もありでしょう。

■中古物件は今の生活スタイルに合っていない可能性も…
特に10年以上前の中古物件では生活スタイルや家族構成の変化に間取りや設備がついてきていないことがあります。例えば昔ながらのキッチンやリビングは大家族での生活をベースに設計されたものが多く、今どきの生活スタイルを送りたい人にはちょっと不便に感じるかもしれません。

一方、新築物件は最新の生活スタイルをベースに設計されているため、家事動線や家族構成に配慮した間取り、バスルームや収納・床暖房などの便利な最新設備がバリエーション豊かにそろっています。使い勝手や省エネなどを意識する人は新築物件を選ぶ方が良さそうです。

■リフォームで自分好みに!
立地から考えた時に、条件に見合った中古物件があるけれど、間取りや設備は最新のものを使いたい…そんなワガママを叶えてくれるのがリフォームやリノベーションという選択。
中古物件はリフォーム・リノベーションをすることによって、生活しやすい間取りに変更したり、自分好みの設備を揃えることが可能です。自分の好きな街に自分の好きな空間を持つことができる、そんなことも夢ではありません。

■気にしておきたい地震対策
地震大国・日本。やはり建物の耐震・耐久性は気になるところですよね。
新築物件は設計したときの最新の基準を用いて建設されるため、ほぼ心配はありません。
一方、中古物件であっても1981年以降に建てられたものであれば、新耐性基準が適用されているため特に大きな問題はないと言えます。

注意したいのはそれ以前に建てられた住宅の場合。この場合は事前によく確認しておいた方が良さそうです。

■入居後のイメージがしやすいのは?
新築物件の場合、入居後に何か違和感を覚えるという意見があります。これはモデルルームや建築模型での事前確認がメインとなってしまい、実際にそこで生活するイメージがしづらいからだと言われています。

中古物件であれば現地で建物を直接見ることができ、またご近所にどのような住人が暮らしているかもチェックできるため、入居後のイメージがしやすいわけですね。

■税金の負担が少ないのは?
支払うお金も気になるけど、税金も気になりますよね。
まず新築物件の場合「新築住宅に係る固定資産税の減免措置」が適用されます。新築一戸建ては3年間、新築マンションであれば5年間、税額が半額となる優遇措置です。中古物件の場合は残念ながらこの優遇措置は適用されません。

また住宅ローンを利用した際の「住宅ローン減税制度」は新築・中古物件ともに使うことができますが、中古物件の場合は築年数によって制限があるため事前に確認が必要となります。
さらに住宅購入時にかかる「不動産取得税」についても、中古物件の場合は築年数が経過すればするほど控除額が少なくなります。

これらを踏まえると税制面での優遇措置は、新築物件の方が有利なようです。

■物件の資産価値はどうなる?
住宅の資産価値は一般的に立地や広さ、築年数を基準に決定する部分が大きいため、新築で購入したのか、中古で購入したのかによって売却時の額が大きく変化するということはありません。
そう考えると、中古物件の場合は新築物件に比べ購入時の金額が安く抑えられている可能性が高いため、購入額と売却額の差が小さくなり売却損が出にくいといったメリットがあります。

中古物件・新築物件ともにメリット・デメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか?こだわりの条件や発生する費用などの特徴を理解した上で、ライフスタイルやライフプランに合わせた住宅を選ぶことが重要ですね。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:46:40
距離を上手におく表現に「スープが冷めない距離が良い」という言葉があります。この意味はまさにスープが冷めないくらいの近くに住むことですが世代によっては遠いか近いかの価値観が違うこともあります。さらに、親と言っても自分の親なのか夫婦の相手方の親なのかによっても考え方が違ってきますね。

■実家を継ぐという現状
近年の高齢化社会の問題点の一つに地方の高齢化による生活の不自由さがありますが、そもそも子供たちはどこに行ってしまったのでしょう。長男が実家で暮らす三世帯同居が少なくなったのも、大学の進学や就職先の都合で実家を離れる傾向にあり、同居がなかなか難しい時代となっているのが原因とも言えます。最近では、長男が実家に入って同居することは義務ではなく、両親の希望になってきています。

■近所とはどこまで?
世代によっての価値観の違いがあるといわれている「近所」とは、どの程度の距離でしょう。あの角を曲がったところ?それとも小学校などの学区内?
同居ではなくてせめて近隣に住まいをと考える理由は多々考えられますが、新しい生活を始める家族のライフスタイルで、「親の近くにはいたいけれど通勤通学を考えると同居はできない」「親の敷地内や隣にちょうどいい土地がないので、できるだけ近い近所を探す」などでしょう。これから「近所」を検討する時に重視したいのはライフスタイルに合った環境を優先的に考えることです。

■近所に住むメリット、デメリット
近所に住むことのメリットは、同居よりもお互いの生活を干渉されないで住める距離を保つことでしょう。ちょっとした距離にいるからこそ、いざと言う時にはお互い頼りになるものです。しかし、毎日のように訪問されるのでは、頻繁に生活の干渉をされるのではと、不安になる前に夫婦でしっかり話し合って相互のライフスタイルを理解する努力をすることも大切です。
 一方でデメリットは干渉しすぎが起こるかもしれないこと。さらに、ご近所の仲良しさんが双方のことを干渉してくることも考えられます。「お宅のおばあちゃん風邪ひいてるらしいわよ、行ってあげた?」とご丁寧にお知らせしてくださる方もいらっしゃるかも。自分たちは越してきて日が浅くても、親は長い間その土地で暮らしていると自然とご近所さんとのお付き合いもできているもの。ご近所付き合いに気を遣うことも出てくると覚悟しておきましょう。

■同居・近居のタイミングとうまくいくコツ
同居の場合、一番多いのは結婚のタイミング。その次は、親が高齢になった・どちらかが亡くなった場合などが多くなると思います。
結婚のタイミングの場合は、新たに新居を構えるために土地探しから購入、建物のローンの支払いを考えると同居の方が新婚さんには金銭面でのメリットが大きいでしょう。一方で、後から同居・近居となる場合は、お互いのプライバシーを尊重するために二世帯住宅にするのかなど考慮する時間があります。   
いずれの場合も、金銭の問題や敷地面積の問題まで納得するまで話し合うのがベストでしょう。新築やリフォームをする際も水回りはもちろん水道代のメーターも別にするなど事前にトラブルとなりそうなものを回避するようにしましょう。とはいえ、せっかくの同居なので、どこかで共通の空間を作り、自然と気配を感じられる配慮も必要でしょう。廊下をつなぐ、中庭を囲む、など三世帯の醍醐味も味わってみましょう。

同居・近居どちらの場合も、まずは“マネー計画”と“気持ちが楽になる方法”を話し合うことが大切です。
お互いの希望や不安などを一度しっかり聞いてみて、みんなが納得のいく生活をするために、できる限り実現できる方法を考えましょう。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:39:37
小学校へ通うのは小さな子供にとって大変な事。幼稚園や保育園は送迎がありますし、中学生以上になれば体力もあります。しかし、小学生それも低学年であればなおさら小学校まで自力で歩いて通うということは大人が考えるよりはるかに大変なことです。ですから、転居を考える時は小学校までの通学路を考慮に入れましょう。

■小学校までの距離か安全性か
お子様がいらっしゃるご家庭で新しく住むところを探すことになった時に優先順位の上位は何でしょうか?ご主人のお勤め先に近いか、近くにスーパーなど便利な商業施設があるか、ご近所はどんな方がいるのか、子育てしやすい環境か。そんな中で、小学校に通うための距離が最優先という方も少なくないかもしれません。
距離と同時に大切なのは通学路が安全かどうかです。近くても交通量の激しい道路が通学路では心配です。距離だけでなく、安全な安心な通学環境という視点で考えることも大切です。

■小学校が遠い場合、近い場合
現代は、放課後に直接友達の家へ遊びに行くことを良しとはしていません。一度家に帰って、おうちの方に行先や戻る時間を約束していくのが普通です。  
学校から近ければすぐにお友達の家に行けますが、遠ければそれだけ遊ぶ時間も少なくなるという点では、遠いことはデメリットであると言えます。朝も早く家を出なければならないなどお家の方も大変な面があるでしょう。
しかし、学校から遠いと体力がつくというメリットがあります。成長期である10代の子供たちにとって毎日の登下校で足腰が鍛えらるのは良いことではないでしょうか。特別なスポーツをするより毎日継続して歩くことで体の基礎が作られるという点では遠いこともメリットと言えます。
近い場合は、忘れ物をした時に取りに帰ることができたり、届けに行ったりしやすいですね。通学時の心配も距離に比例して少なくてすみます。そして、参観日などに親が学校へ行く時に楽であることもメリットの一つでしょう。

■地域の交流も大切にしましょう
学校までの距離に関係なく、地域交流をしておくことは大切です。小学校の近くの交番。近所の親切なおばさん。商店街の人。子供の通学路にいざという時の頼りになる人や場所があると親は安心です。
子供にも何か困った時にはどうすることができるかを、きちんと話し合う必要もあります。そんな時に地域の交流があると、ご近所さんを頼ることもできますし、親の見ていないところでの子供の行動を偶然近所で見かけた情報をもえることも。今どきは個人情報のことでプライベートをまるで秘密にすることが当然のようにとらえられてしまいますが、信頼できる地域交流があると意外と住みやすくなるかもしれません。

子供が長い間歩いて通うその道が、安全で安心できる環境かどうかを調べてあげることは親としてとても重要です。道路が狭く交通量が多い場所は避けたいですし、木々の手入れがされていなくて薄暗い場所が多いなど、学校に報告して通学路の変更もできます。日が暮れて暗い人通りの少ない個所には街灯の設置も申請できます。子供のために安全な通学路の確保も一つの案だということを覚えておきましょう。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:37:55
住宅を探す際に『借地権』付きという物件を目にすることはありませんか?『借地権』に対して『所有権』という権利もありますが、いったい何がどう違うのでしょう?

■所有権とは?
一般的に土地の売買は『所有権』の売買のことを指しています。『所有権』とは文字通り土地を所有する権利のこと、つまり土地を買った人がその土地の所有者になる、ということですね。
所 有者になれば、その土地を自由に処分(売却・贈与・相続など)することができますが、土地に対する固定資産税や都市計画税を支払う義務が生じます。

■借地権とは?
『借地権』とは、他人(地主)から土地を借り、そこに自分の建物を建てる場合に発生する「土地を借りる権利」のことを指します。
借りるのは土地だけなので、建物は自分の所有物となります。したがって賃貸物件とは異なり、建物に対するリフォームなどは自由にすることが可能です。

■所有権と借地権、どちらがお得?
「借地イコール土地を借りる」というイメージがあるため、土地を所有できる『所有権』の方がお得に見えてしまいますが…実はどちらにもメリット・デメリットがあります。
『所有権』は『借地権』に比べ、土地を自由に扱うことができるというメリットがありますが、一般的にかかる費用は高くなりがちです。これはイニシャルコストとなる購入価格、登記にかかる税金などが影響するからです。

では『借地権』の方がお得かと言うと…そうとも言い切れないのですね。
土地を所有せずに借りる分、所有権に比べてイニシャルコストは安く抑えることができますが、土地所有者(地主)に対して継続的に地代を支払う必要がありますし、住宅ローンの利用や建物の構造にも制限がかかる場合があります。
また、『借地権』は『所有権』に比べて資産価値が低くなる傾向にあり、一般的には所有権価格の60~70%で取引されます。将来的に土地を資産として考えているのであれば、この辺りも気にしておく必要がありそうですね。

■借地権にも二種類ある
『借地権』には「地上権」と「賃借権」の二つが存在します。

「地上権」には、その土地を支配することができる強い権利があります。土地を支配する権利とは、土地所有者(地主)の承諾なしに第三者に「地上権」を譲渡したり、賃貸をすることができる権利です。

一方の「賃借権」は土地を間接的に利用できるのみで「地上権」ほど強力な権利ではありません。譲渡や転貸、建物の建て替えを行う際には土地所有者(地主)の承諾と、土地を借りるときに支払った権利金の3~5%にあたる承諾料が必要となります。

なお『借地権』つきマンションはその多くが「地上権」となりますが、一戸建ては「貸借権」が付与されていることがほとんどのようです。自分の借りようとしている土地がどちらに該当するのか、事前に確認しておくと良さそうですね。

■知っておきたい法律のおはなし
権利の話とは切っても切り離せないのが法律の話。
『借地権』には土地を借りるにあたり、土地所有者(地主)とのトラブルを避けるために「借地借家法」という法律が制定(平成4年改正)されています。

「借地借家法」には「普通借地権」と「定期借地権」の二つが制定されています。「普通借地権」は借地期間を最低30年とし、借りている人が希望すれば自動更新されるという権利。
一方の「定期借地権」は一般的に借地期間を50年とし、期間満了後には土地を更地にして土地所有者(地主)に返還する必要がある権利となっています。

なお、改正前の旧借地法による『借地権』が設定されている場合は、引き続き旧借地法が提供されます。借地期間などに違いがありますので、借りる土地にはどの借地権が適用されているのかを事前に確認をしておく方が安心ですね。


初期費用を抑えたいのであれば『借地権』付きの物件、将来的な資産価値を気にするのであれば『所有権』付きの物件と、自身のライフスタイルやライフプランに合った物件を探してみてはいかがでしょうか。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:36:08
いくつかの種類がある住宅ローン。特に気になるのが『固定金利』と『変動金利』の違い。どっちがお得なんだろう…と考えてしまいがちですが、実はこの2つ、単純に比較してはいけないものなのです。

■金利タイプは3種類
金利タイプには大きく分けて『固定金利』型、『変動金利』型、『当初固定金利』型の3種類があります。
『固定金利』型は借入時の金利がローン返済終了まで変わらず、また毎月の返済額も一定となるタイプ。フラット35がその代表ですね。
一方『変動金利』型は金利の見直しが半年ごとに発生します。金利が変動しても5年間は返済額が変わらないのが一般的です。
最後に『当初固定金利』型。これは『固定金利』型と『変動金利』型のミックスタイプとなります。一般的には最初の10年を固定金利、その後の返済は変動金利が適用されるというケースが多いようです。

■どちらの金利がお得?
『固定金利』と『変動金利』、どちらの方がお得なんだろう…と考える人も多いですが、実際にはこの2つを比較することにはあまり意味がありません。
それぞれの金利について誰がリスクを取るのか、ということを考えてみればよく分かります。
『固定金利』は将来的に金利が上昇しても借り手側には影響がありません。貸し手となる銀行側にとってはより多くの利息を取ることができないというリスクになります。
逆に『変動金利』は金利が上昇した場合、返済の負担が増える借り手側がリスクを取るという形になります。
このようにリスクを取る主体が異なってしまうので、どちらがお得という単純な比較はできないのですね。

■『変動金利』のリスク
そうは言っても現在の歴史的な低金利水準であれば、より低い金利の『変動金利』の方がお得に見えてしまうかもしれません。
『変動金利』の場合、半年ごとに金利が見直されますが5年間は毎月の返済額が変わらず、6年目から改定されます。ただし改定後の返済額は極端な増額とならないよう、それまでの返済額の1.25倍が上限となってしまうため、金利の上昇幅によっては利息の支払いばかりで元金残高がほとんど減らない…という可能性もあります。結果として『固定金利』より多く返済することになるかもしれません。

■『変動金利』で住宅ローンを組んでもいい人
では『固定金利』の方が良いのかというと、そうとも言い切れません。『変動金利』には一般的に借入額が少ない、返済期間が短いなどのメリットもあります。
ただし、これまでに見てきたようなリスクも発生しますので、『変動金利』での住宅ローンは次のような人に向いています。
まずは安定した収入や貯蓄があること。夫婦共働きで毎月の収入に余裕があったり、遺産相続などでまとまったお金が手元にある人はこれに該当します。
次に子どもがいない、または子どもはいるがすでに独立している人。やはり教育費は長年にわたっての支出となるため、負担は極力少ないほうが安心です。
このように急な金利上昇にも対応できる余裕があり、ある程度のリスクは許容できるというのであれば、『変動金利』も選択肢の一つとして考えられますよね。

■繰り上げ返済でリスクを減らすことも
『変動金利』の場合、『固定金利』よりも適用金利が低いため、借り入れ当初の負担は少なくなります。つまり資金にある程度の余裕ができるわけですよね。資産に余裕があれば、繰り上げ返済をすることによって元金残高を減らしておくこともできます。元金残高が減っていれば万が一金利が急上昇しても、返済にかかる負担を軽減することもできますよね。ただし資金に余裕がある場合に限られますので、将来的な収入や支出に不安がある人は『固定金利』を選ぶ方が無難と言えます。

■ライフプランに合わせた住宅ローンを選ぼう
このように住宅ローンに正解はありません。それよりも誰がリスクを取るのかをしっかり理解した上で、教育費や老後の生活費などのライフプランに合わせた返済計画を立てることが重要となってきます。
とにくリスクを取りたくない、収入や支出に不安がある…という人は金利の低いときに『固定金利』。リスクを許容することができ、資金に余裕がある、返済期間を短くしたいという人には『変動金利』と、それぞれのローンの特徴を理解して自分にピッタリのプランを見つけましょう。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:33:29
マイホームは新築がいい!とこだわりのある方も多いことでしょう。新築であれば『建売住宅』か『注文住宅』かで迷ってしまうこともありますよね。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、納得のいくマイホームを手に入れましょう!

■建売住宅とは?
建売住宅とは、土地と住宅がセットになって販売されている新築分譲住宅のことを指します。ある程度のまとまった広さの土地をいくつかの区画に分け、同じ仕様の住宅を何棟か建設して販売しているのを見たことはありませんか?
不動産会社が大規模に開発している建売住宅であれば、建物の外観が統一されていて景観の美しい街並みが期待できそうですね。
小規模な建て売り住宅であれば、景観には期待できないものの市場に出回る流通量の多さが強み。選択のバリエーションが豊富に広がります。

■注文住宅とは?
一般的に建築士やハウスメーカーに設計を依頼して、施工会社に建築してもらう住宅のことを指します。
注文住宅の最大の特徴は、その自由度の高さ。自分好みの土地を探して、一から家を作り上げてみたい人にはとても魅力的ですよね。

■建売住宅はコスト面で有利!
建売住宅のメリットは主に3つあります。まず購入価格が明示されていること。完成している(あるいは仕様が確定している)住宅を買うのですから、明示されている以上にコストがかかることはありませんよね。
2つ目は仕上がりのイメージがつきやすいこと。間取りや設備があらかじめ決まっているので入居後に違和感なく生活ができます。完成済の住宅であれば、実際に中を見学することもできるので、あとになって「何か違う…」とガッカリするケースはグッと少なくなります。
3つ目は注文住宅よりも割安なこと。あらかじめ決められた設計を元に、決められた材料を使って建築するため、注文住宅に比べコストを抑えることができます。
最後は手間が少ないこと。建売住宅は土地と住宅をセットで購入することができますので、煩雑な手続きに悩まされることなく短期間でマイホームを手に入れることができるのです。

■建売住宅の気になる部分
建て売り住宅はあらかじめ建物が決定している住宅を購入するため、デザインや仕様についての自由度は低くなってしまいます。
またすでに完成している住宅の場合は建築過程を見ることができず、材料や工法のチェックをすることが難しくなります。
あまり気にならないという人にはデメリットには感じないでしょうが、気にする人にとっては結構重要な問題ですよね。

■注文住宅は自由度がウリ!
注文住宅最大のメリットは何と言ってもその自由度の高さ。自分の気に入った土地を見つけ、間取りや工法、設備・内装・外装から建築材料まで、法律の規制の範囲内であれば自由に選ぶことができます。
また徐々にでき上がっていく過程を見ることができるのもポイント。一から作るマイホームはまさに“自分の城”。完成した家に対する愛着は何にも代えがたいものとなるでしょう。

■注文住宅はコストと手間がネック
自由度の高さに比例して、その分コストと手間がかかってしまうことは覚悟しないといけません。
コストは材料や設備を安いものに換えることで多少は抑えることができますが、こだわりを貫くかある程度妥協するか…悩ましいところですよね。
また、注文住宅の場合は基本的に土地がついていないため、まずは土地探しから始めることになります。土地の購入と住宅の建築という2ステップを踏む必要があるため、契約や費用の面で若干煩雑に思えるかもしれません。
もっとも、“自分の城”作りにはこれも楽しい作業なのかもしれませんけどね。


■気になるお金の話
家を建てる際にお世話になる住宅ローン。建売住宅と注文住宅で住宅ローンの手間や負担は変わってくるのでしょうか?
まず建売住宅の場合は土地と建物がセットになっているため、住宅ローンもまとめて借りることができます。特に建物が完成済であれば銀行の審査も早く通るため、手間をかけずに借りられるのがポイント。資金計画の見通しは立てやすいと言えます。
一方注文住宅では最初に土地を買う資金、次に家を建てるための工事費用と、ローンの借り入れや出費がその都度発生するため資金計画が煩雑になりがち。
あらかじめ建物のプランなどを持ち込むことで土地購入時にローンが組めるケースもあるため、事前に金融機関に確認を取ったほうが安心ですね。

このように建売住宅と注文住宅は「どちらがお得」というよりは、買う人の「こだわり」の方が重要になってきます。
一生に一度の高い買い物、予算とこだわりの妥決点を見つけて失敗のないマイホームを手に入れたいものですね。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:31:17
物件探しのときにこだわりの対象となるのが駅からの近さ。特に駅から徒歩5~10分程度のいわゆる「駅近」物件はその利便性から人気の対象となっています。では駅近物件は本当に良いのでしょうか?バスを使わないと駅にたどり着けないエリア、いわゆる「バス便」物件と比較してメリット・デメリットを見ていきましょう。

■駅近はやっぱり便利
自宅から駅まで徒歩ですぐ行けるというのは何よりのメリットですよね。うっかり朝寝坊してしまったら駅までダッシュすればセーフ!帰り道に突然の雨に見舞われてもちょっと濡れることを気にしなければ、余計なビニール傘が家に増えることもありません。

大きな駅であれば、駅ビルとその周辺での食事やショッピングも楽しむことができ、自宅の延長のような感覚で気軽に駅を利用することができます。

このようにメリットばかりの駅近物件ですが、実はデメリットもあるのです。

■駅に近いということは問題も多い
まずこれだけ利便性の高い物件となりますので、当たり前ですが物件価格は高くなります。またそれに付随して、マンションの場合ですと駐車場の金額が高くなることも。とにかくコストがかかることを覚悟する必要がありそうです。

また駅に近いということは、騒音も気になりますよね。電車の走行音に踏切の警報音、さらには駅構内のアナウンスなど駅はたくさんの音を発しています。しかも始発から終電までこの音が続くわけですから、睡眠不足やストレスの原因となることも。
さらに駅の周辺は自動車の交通量も多いので、道路からの騒音や排ガスも気になるところです。そして自動車と言えば駐車場。駅近くでは十分な駐車スペースを確保できないため立体駐車場が多くなりますが、この立体駐車場の稼働音が意外と気になるというケースもあるようです。

それを考慮して防音性の高い物件が用意されていることもありますが、防音性が高いということは窓を開けることができないとも考えられます。空気の入れ替えや自然風の入らない閉め切られた空間でエアコンがフル稼働なんてことも…健康にもお財布にも地球環境にもあまり優しいとは言えませんよね。

他にも住み始めたときは日当たりが良かったのに、駅前の開発が進んだら隣に大きなビルが建設されてしまい、日当たりが悪くなったというケースもあります。特に近くに空き地がある場合は要注意です。

■駅近くには誘惑がいっぱい
問題となるのは環境ばかりではありません。駅周辺、特に都心や大都市では駅のすぐ近くに繁華街が広がっていることがよくありますよね。24時間営業のコンビニにファーストフード、光と音で騒がしいパチンコ屋、早朝まで営業している居酒屋、酔っ払いや若者の騒ぎ声などなど…あまり治安が良いとは言えません。特に小さい子どもにとっては、安全面に不安があります。

また往来する人が多いということは、不審な人物が建物に侵入してきても気づかないという可能性も…セキュリティが強化されているとは言え、これはちょっと怖いですよね。

■バス便は色々とやさしい
バスを使わないと駅までたどり着けない「バス便」物件。一見不便そうですが、その不便さを補って余るメリットもあります。

まずは何と言っても駅近物件に比べて価格が安いこと。同じ価格であれば、駅近物件よりも広い家に住むことができます。駅近物件に比べると人気は低い分、選べる物件数も多いので、自分のライフスタイルやライフプランに合った物件に巡り合えることも。

さらに駅近物件に比べると自然や公園が多といった環境の良さも魅力的。条件に見合う物件が見つかればバス便物件は決して悪いものではないのです。

■バス便物件で気にしておくべきポイント
バス便物件で最初に考慮しておくべきはバスの利用しやすさ。出勤や通学の足となるバスが不便では元も子もありません。まずはバスが時刻表通りに来るかどうかをチェック。バスが時刻表通りに来ないと言うことは、渋滞に巻き込まれているケースがほとんどです。渋滞が多い道路であればマイカーを使って移動する際にも影響が出てきますので、事前にしっかり押さえておきたいポイントですよね。合わせてバスの本数の多さや、早朝や深夜の運行状況などもチェックしておけばいざというときに慌てずに済みます。

次にチェックしたいのが近くにスーパーがあるかどうか。出勤や通学にバスを使うのは仕方ないとしても、毎日の買い物にまでバスを使っていたら家計が圧迫されてしまいます。買い物はコンビニでもできますが、生鮮食品の手に入れやすさや価格の割高感などが気になるところ。買い物はできるだけ徒歩圏内にあるスーパーにしたいですよね。

子どものいる家庭であれば、小学校が近くにあるかもチェックしておきましょう。家から近い方が何かと安心ですからね。

最後に周辺環境をチェック。駅から離れ自然豊かな場所を選んでみたけれど、いざ住んでみたらカラスや虫、野良猫などが多くて困った…なんてことにならないよう、周辺の環境には気を付けておきたいところです。


このように駅近・バス便ともにメリット・デメリットがあり、どちらが良いということは一概には言えません。時間を効率よく使いたい人やにぎやかな都会が大好きな人であれば駅近物件。多少駅から遠くても静かで環境の良いところに住みたい人であればバス便物件というように、それぞれのライフスタイルに合わせて選ぶことが一番ということですね。

※平成27年3月作成


2015-03-17 15:29:14
一般的に戸建住宅、マイホームというと2階建ての住宅を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?ですが、立地の良い駅近くや、都心部では狭小の敷地に3階建ての戸建て住宅というのも増えてきていますね。
比較的閑静な住宅街に建つ2階建ての住宅、それとも便利な市街地の狭小地に建つ3階建ての住宅、あなたならどちらを選びますか?まずはそれぞれの特徴や違いを見てみましょう。

■土地の特性
単純に考えると同じ広さの敷地に建物を建てる場合、2階建てよりも3階建ての方が敷地を有効に使えますね。ですが、土地には都市計画法に基づき「用途地域」というものが指定されています。その用途地域の種類によって、建物の種類、建ぺい率、容積率、高さの制限などが決まってきます。またその土地が接する道路、水路等によっても条件が変わってきます。
建売住宅の場合にはそれらの条件のもと、すでに建築される建物が決まっているので特に気にする必要はないですが、注文住宅をお考えの場合には、希望の建物が建築出来ない可能性もありますので、土地の条件をしっかり確認しましょう。

■構造計算・・・・地震に強い住宅はどっち?
2階建ての住宅と3階建ての住宅で建物の特徴として一番の違いは構造計算です。
通常2階建ての戸建て住宅は、ほとんどが木造で建築基準法上「4号建築物」と呼ばれるものに該当します。その場合、一定の条件のもと建築確認の審査を簡略化することが認められています。審査は省略されますが、建築士は建築基準法に基づいて、それらの構造規定に適合する建築物を設計しなければなりません。そして3階建ての住宅になるとこの審査を受けることが必須で、2階建てよりも厳しい構造規定が設定されています。
 木造2階建ての場合、この簡略化によって確認申請にかかる時間と労力が削減されますので結果的に建設コストの削減につながります。ここで注意しなくてはいけない点ですが、木造2階建ての場合決して構造上の法的な適合性の検討を省略して良いというわけではありません。
なお、3階建ての住宅は、より厳しい構造規定をクリアし、役所のチェックまで受けているという点を考えると、構造的にはより安心な住宅とも言えるでしょう。

■価格と住み心地は?
構造上の理由から、2階建てよりも3階建ての建築費は高くなります。しかし、3階建てにするケースでは、土地の面積が狭い場合が多くなりますので、土地価格を含めた物件全体の価格では2階建てよりも割安になるケースも多いです。
なお、3階建ての場合には、それぞれの部屋が各階に独立するような造りになります。1階にお風呂場など水回りで重いもの、2階はリビング・ダイニング、3階に寝室といったプランなどです。こうした場合、2階建てに比べて家事動線がスムーズにいかないというデメリットが生まれます。
一方で、3階建てには、駅近くなどに建てることができるというメリットもあります。毎日の通勤通学に便利な駅近くや、金額面を考えて3階建てにするのか、家事や家族の家でのくつろぎスタイルを考慮して閑静な住宅街の2階建てにするのか。自分たちの生活スタイルにあった方はどちらなのか見極めて検討しましょう。

※平成27年3月作成


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住居を探す人にとって永遠のテーマともいえる『賃貸』と『購入』。
住居は所有するのが良いのか、賃貸が良いのかで迷うことも多いはず。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、ライフスタイルに合った選択をすることが重要になってきます。

■賃貸は身軽さ
賃貸物件のメリットは、何と言っても転居のしやすさ。家族構成や勤務地に合わせて住む場所や家の広さを自由に選べることができます。また家賃以外の負担がほとんどないため、身軽な生活を求める人に向いていると言えます。

■購入は安心感
初期コストはかかるものの、長い目で見れば資産として子どもや家族に残すことができるのが購入物件。賃貸とは異なり内装のアレンジはもちろん自由。固定資産税や修繕・立替の負担はかかりますが、住宅ローンを払い終えてしまえば継続的な出費はなくなりますので、老後の心配もグッと少なくなります。“自分の城”という安心感を求めるのなら、やはり購入を選ぶ方が良さそうです。

■気になるコストは?
賃貸にしても購入にしても、気になるのがかかるコストですね。実は住居費の総額は大きく変わりません。
むしろ考慮しておく必要があるのはライフステージごとに変動する毎月のコスト。例えば賃貸の場合、子どもの成長に合わせて広い家に引っ越しをすればその分家賃はアップしますし、老後を迎えても家賃の負担はずっと続きます。
一方購入であれば住宅ローンの返済が終わってしまえば、毎月発生するコストを大幅に抑えることができます。特に今は史上最低水準と言われるほどの低金利時代ですから、返済の負担が軽いということも大きなポイントとなりそうですね。

■転勤が多い人は賃貸が有利
ここからはライフスタイル、ライフステージごとにどちらが有利か詳しく見ていきましょう。
転勤などで家族ごと引っ越すことが多い場合は、余計な手間のかからない賃貸の方が圧倒的に有利といえます。
購入の場合は、家を売却するか人に貸すという方法があります。ただし人に貸す場合に注意しなくてはいけないのが住宅ローンの返済について。住宅ローンを返済しながら人に貸すのは一般的には難しいため、銀行等金融機関とよく相談する必要があります。
また、借り手を探したり、家賃受取の管理をしたりと思わぬ手間や経費が発生することもあります。

■子どもの成長
賃貸であれば、子どもの成長に合わせて広い家に引っ越しをすることで解決できます。ただし家が大きくなる分、家賃がアップすることを考慮に入れておかないといけません。
購入の場合は間取りや家具の配置、居室のやりくりなどで解決できます。将来的に家族が増えることを見越して買っておけば、引っ越しなどの余計な負担をかけずに済み続けることができます。

■突然の収入ダウン
何が起こるか分からない世の中、突然収入がダウンしてしまうことがあるかもしれません。賃貸であれば収入に見合った物件に引っ越すことができます。もちろん広さや場所、築年数などにある程度の妥協が必要になるかもしれませんが…。
一方購入の場合は住宅ローンの有無によって変わってきます。住宅ローンが残っている場合は銀行等の金融機関に一時的な減額をが可能か相談する必要があります。それでも難しい場合は売却という選択肢も…。
どちらにしても突然の収入ダウンに対応できるような資金計画を立てておく必要がありそうですね。

■世帯主の死亡
世帯主が亡くなったり、高度障害などで働けなくなった場合でも賃貸の場合は家賃が免除されるということはありません。家賃の安い家に引っ越しをしても、結局のところ家賃負担は継続して発生します。
購入の場合であれば、一般的に住宅ローンの団体信用生命保険に加入していることが多いので、万が一のことがあっても保険金でローンが完済されるため、遺族はローンの心配をすることなく安心して生活することができます。

■老後の対策
高齢者向けの賃貸住宅が拡充しつつありますが、生活費にプラスして家賃を年金や貯蓄から支払い続けるという負担があります。
購入の場合、住宅ローンの返済が終わってしまえば負担は軽くなるので、生活費のやりくりも賃貸に比べれば圧倒的にラク。ただし、古くなった設備の交換などリフォーム費用が必要となることも考えておいた方が良さそうです。

賃貸と購入、どちらにもメリット・デメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか?
それぞれの特徴をしっかりと理解して、自分のライフスタイルやライフプランに合わせた選択をするのが一番の正解となりそうですね。

※平成27年3月作成



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