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2015-03-31 17:47:11
物件の購入を検討した時に、正方形や長方形に近い整形地が一般的には好まれますが
敷地延長で旗竿型の土地だったり、三角形だったり、変な形をしていたり…そんな土地に建てられた物件も売りに出されていることがあります。面白いと思っても一体どんな建物を建てることができるのか??意外な落とし穴があるのでは??と気になりますね。メリットやデメリットを考えてみましょう。 ■変形敷地は便利な場所のことも多い 変形敷地は昔からの住宅街の中など、便利な場所にあることも多いものです。広い郊外であれば区画整理し整形地として販売されるでしょうが、古くからある場所はそうもいきません。つまり、駅に近い、商店街に近いなど生活するのに便利な場所ということも多いのです。ですから不整形地の場合の一番のメリットは立地に対して価格が比較的安いということです。人気のエリアに住めるチャンスと捉えれば不整形地も悪くあません。 ■旗竿地(敷地延長)の意外なメリット 旗竿地(敷地延長)と言われる不整形地であれば、竿の部分の幅と長さがどのくらいあるかをしっかり確認しておくことが大切です。ある程度のゆとりがある場合には駐車スペースとして車を2台停められる物件もあります。車を2台所有している方にとっては大きなメリットにですね。 その他にも子供が遊ぶスペースとして活用することもできますので、夏にはビニールプールを広げて水遊びなんてことも可能です。玄関から勢いよく飛び出すお子様の危険防止にもなりますね。 道路から奥まっていればプライバシーが守れるのも良い点です。庭園灯などを置くことによって、高級旅館のような玄関アプローチを再現することもできます。 ■形だけにとらわれない 整形地の方が見た目がすっきりしていますが、土地の広さに形は関係ありません。不整形でも日当たりがよければ植栽を植えたり、家庭菜園にして利用することもできます。通勤通学に便利な立地であれば形は問題ではありませんね。また、不整形地の場合、固定資産税が優遇されるケースもあります。 形だけにとらわれるのではなく、立地・日照条件、価格など様々な面を考慮して自分たちがそこで生活したいかどうかを総合的に判断するようにしましょう。 どうしても真四角のような整形地に気を取られがちですが、不整形地のメリットも十分あることを考えると、土地の形にこだわらず自分たちがどんな生活スタイルを望んでいるかをまず一度考えてみることが大切ですね。そうすることで理想の生活を手に入れることができるでしょう。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-31 17:44:13
家を買う、建てるということは一生のうちに一度という方が多いと思います。金額も大きく、人生の中の多くの時期を過ごす場所になるものですので、妥協せず選びたいものです。とはいえ、限られた予算・時間の中で選ぶとなると夢ばかり見ているわけにもいきません。そこで家選びに欠かせないポイントをご紹介します。
■すぐに住める夢のマイホーム 完成物件を見学しに行くと、そこには最新の設備に真新しい建具などがあって早く住みたくなってきます。気持ちを盛り上げるには一番の方法ですね。その家の間取りが気に入って、立地条件や金額さえ希望のものなら購入手続きにすすむのがマイホームを手に入れるための一番理想的でスムーズな流れです。 完成物件のメリットはすでに土地も家も全部揃っていることなので、家を買うタイミングがちょうど仕事場の移動のきっかけだったり、子供の進学などで近隣の土地での新築を考慮している方には都合がいいですね。 ■完成物件は事前チェックがポイント 完成していることの一番のメリットは全部揃っていることですからチェックもしやすいです。 例えば、部屋の大きさと収納量の大きさを考えると、引っ越してきた時にどこに何を収めていけばいいのかがわかります。大きな家具があるならサイズを確認して運び込めます。コンセントの位置も決まっていますから、どこを有効的に使えるのかもイメージできます。こういったコンセントの位置やスイッチの位置、窓や建具の位置もしっかりとプロが経験上必要な数や位置を考慮して設計してありますので基本的な生活には不便さがないと言えるでしょう。 ■未完成のうちに購入するメリット 未完成だからと言って迷っているうちに立地条件や、価格が手ごろで人気物件なら売れてしまいます。 しかし、いざ大きな買い物をする時にイメージがしにくい未完成物件は購入するのに躊躇してしまいます。でも、「未完成=個性を生かせる可能性が大きい」のです。洋室ばかりの設計だったものを和室に変更したり、壁紙に変化を持たせてみたり、キッチンやお風呂に自分好みの色を選択できたりと、完成していないからこそ選べる設備がある場合もあります。 ちょっとした注文住宅と言えるのかもしれません。そんな選択肢があればマイホームの完成が楽しみになりますし、愛着もわきますね。 ■せっかく買うなら快適な家 完成も未完成も家の建っている場所が決まっているのは共通の条件なので、交通の便やご近所や地域のことを知っておくことも重要です。できるだけ情報収集をして長い間住む土地になることを考えて学校や病院、駅はもちろんごみの捨て方もわかると更に生活の準備ができます。 一番気になるのは日当たりです。そこに日が当たる時間はどのくらいありますか?東から日が昇って西に日が沈むまでの間でいつ一番日光が住居内に入ってきそうか、気にかけてみてみましょう。大きなマンションが東側にあると西日がやっと入るくらいかもしれません。そのことが分かっていると、洗濯物が外で乾きにくいなどのことがわかって、乾燥機付きの洗濯機があるといいなどの対策ができます。 完成していても、未完成だったとしても暮らし始めてわかることがたくさんあると思います。 人それぞれの生活習慣やこだわりを多く取りこんだ家でも、家族が成長すると不便になってきたり、より便利で快適な住宅設備も出てくるので、その時その時に住まいを自分たちの選択でよりよい住宅空間に変化させていくことも一つの楽しみになるでしょう。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-31 17:39:38
居心地の良いリビングを作ることは、家族の幸せを育むことでもあります。そんな重要なポイント「リビング」。家の中のどこにあるのが良いでしょうか。
■利便性 リビングは家族が集まる場所、くつろぐ場所でもあります。家族がいる場所には生活のあらゆるものが必要になりますから、2階よりも1階の方が便利だと言えるでしょう。1階に玄関、トイレ、お風呂、キッチンが揃っていれば、ほぼ生活が成り立ちます。買い物から戻った時の重い荷物も2階に運ばなくても済みます。毎日の生活動線を考えた時、利便性では1階の方が生活しやすいでしょう。 ■リビングからの景色を考慮しよう 敷地にある程度の余裕がある場合は、1階リビングからの景色の中に外からの視線を気にするようなことはありません。庭に木々や垣根を作り、敷地内をプライベート空間として保つことができます。 しかし、家の南側など一番採光がとれる方向に幹線道路や、商業施設、隣のお住まいや店舗の駐車場などがあるとどうしても外からの視線が気になって1階のカーテンが開けられないということも…。そうした場合は太陽の明かりを取り入れつつ、高い場所からの景色も楽しめ、外からの視線が気にならない2階リビングがおすすめです。2階リビングの場合、カーテンは必要なくなるかもしれません。いつでも開放的な景色を眺めてくつろぎの空間を確保できます。 ■高齢者と同居する場合 高齢者との同居に配慮した時は、リビングが1階にある方が好ましいです。食事を作ったり食べたり、荷物を玄関からすぐに室内へ運び入れるには段差があると家庭内事故の原因になりますので、動線をいかにシンプルにするかを優先する必要があります。居室は家族が集うリビングに近い方が何かの時も安心です。 ■水回りはリビングの近くが便利 主婦の家事動線に多く考えられるのは、キッチン、洗面洗濯機、リビングになります。生活することは毎日同じ習慣の繰り返しなので、より快適に無駄のないことに限ります。そうなると1階リビングの場合は水回りも1階。2階リビングだと水回りも2階にあると便利です。 もし、リビングと水回りのフロアが違う場合は、何度も往復しなくて済むよう自動掃除機、乾燥機付き洗濯機、食洗機など便利家電を取り入れる、あるいは1日の中で家事をする時間帯をまとめるなど家事の工夫をすれば解決できるでしょう。 リビングの位置は、イメージだけでなく、同居する家族がどんな年齢か、あるいはどんな場所に建てるのか、予算はどうなのかなどを考慮して選ぶ必要があります。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-31 17:35:41
マイホームの購入を考えた場合、マンションか?戸建か?どちらが自分に向いていると思いますか?整理して考えてみましょう。
■日々の生活で気になる点 マンションと一戸建てで大きく違うものの一つに、生活音があります。マンションの場合、隣や階下への音、また他の家の音が気になる場合もあります。その点、一戸建ての場合はそうした生活音を気にする必要がないので気が楽です。その反面、セキュリティや防犯設備は、やはりマンションの方がは充実していて安心です。 ゴミ出しはマンションの場合敷地内にいつでも出せる場所があるケースも多く、日にちを気にしたり遠くまで出しに行くことがないのが便利です。 寒さや暑さの面で言うと、集合体であるマンションはやはり室内が暖かく冬場は暖房費が一戸建てより少なくて済むでしょう。しかし、駐車場代はマンションの場合は台数に応じて別に支払うことが多く、その点一戸建ては敷地に駐車場の確保ができれば支払わなくて済みます。買い物をした際も一戸建てならすぐに家に入れられますが、マンションは駐車場の場所によっては重い荷物を運ぶのが大変な場合も出てきます。 ■メンテナンス マンションの場合通常は管理組合を作って、そこで建物全体のメンテナンスを決めていきます。決定するまでの話し合い、合意の取り方はそれぞれですが、マンション住人全員の合意をとるのは大変なこと。取り決めの方法などを事前に確認しておくことも重要です。改修内容が決まれば、改修は管理組合が工事業者に依頼して行われます。そのため、毎月決められた金額の管理費と修繕積立金を払わなければいけません。 一方、戸建ての場合、自分でメンテナンスをこまめにしておくことで、大きな改修工事にかける金額を抑えたり、建物を美しく長持ちさせることができます。 自分が建物に手をかけられるか、そういう作業が好きかどうかも、マンションか戸建てを選ぶポイントの一つと言えるでしょう。 ■近隣コミュニケーション マンションの場合、事前にお隣さん、上下階の人がどんな人か、知り合う機会はなかなかありません。ですがこれから同じ建物を共有していく仲間、運命共同体とも言えますので、上手に付き合えるかどうかポイントになるでしょう。一戸建ての場合、お隣や町の様子が事前に何となく伝わってきますのでその辺りの調査もしておけば安心です。 マンション、戸建、どちらの場合も、自分と家族のこれからの長い人生を過ごす場所となるので、妥協しないで自分たちにあったスタイルを見つけると良いでしょう。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-17 15:55:22
物件を探すときに気になるのが日照条件。どうせなら日当たりの良い南向きの物件を…と考えてしまいますよね。でも本当に南向きの物件がベストな選択なのでしょうか?それぞれの方角についての特徴をチェックしておきましょう。
■北向き物件は価格の安さが最大のメリット 他の方角に比べて人気のない北向き物件。洗濯物が乾きにくい、ジメジメしてカビが発生しやすい、冬は寒い…などマイナスイメージがその原因のようですが、実はメリットもたくさんあります。 まず何と言っても家賃や分譲価格が他の方角に比べて安いこと。これは最大のメリットと言えます。日中は外で仕事をしているので日照はあまり気にしない、というのであれば北向き物件を狙ってコストを減らすこともできそうですね。 また日照時間に左右されることなく部屋の明るさが一定なので、在宅で仕事をしている人、特に色や明るさを重視するデザイン関係の仕事をしている人には人気があります。 他にも家具や畳、本や写真などへの日焼けの影響が出にくい、日照による室温の上昇が抑えられるため夏は涼しい、意外なところでは光の当たる方向の影響で眺望が良いというのもメリットと言えそうです。 ■人気の南向き物件は本当にベスト? いつの時代も人気の高い南向き物件。日当たりが良くて暖かなイメージがありますよね。人気が高い分、価格も高くなってしまうのですが…本当に南向き物件はベストな選択肢なのでしょうか? 実は北向き以外の物件については日の当たる時間帯が違うというだけで、日照時間そのものに大きな違いはありません。南向きの場合は特に日中の日当たりが良い、ということなのですね。 そのため、南向き物件は人の集まるリビングを日当たりの良い南側に配置することが多くなります。と言うことは、その他の部屋については間取りの選択肢が少ない、という可能性も考えられますね。 もちろん日当たりが良いので洗濯物はよく乾きます。天気が良い日中であれば室内の照明が不要であることも多く、また秋冬でも暖かいので光熱費の節減も見込めそうです。日中を自宅で過ごすことが多い人や、休日は日当たりの良いリビングでのんびりと家族団らんをしたい、という人に向いている方角ということですね。 ■西向きは夜型の人に嬉しい物件 西日が差すことから北向き物件に続いて敬遠されがちな西向き物件。特に夏の西日は南からの陽射し以上に強烈。部屋に熱がこもりやすく、夜になっても室温が下がらないので寝苦しい…そんなデメリットがありますよね。 確かに夏は遮光カーテンや冷房などを使って、部屋の室温を上げないようにする工夫が必要なのですが、夏に暑いということは冬には暖かいというメリットがあります。うまく利用すれば暖房費の節減にもなりそうです。 西向き物件のもう一つの特徴が、夕方まで部屋に陽射しが入らないということ。部屋に差し込む光で目が覚めるということがないため、休日はゆっくり眠りたい人や夜型サイクルの生活を送っている人にはピッタリと言えます。 また一般的に西向きの部屋は日照時間が長くなるため、洗濯物がよく乾きやすいというのもメリットですね。 そして西向きと言えば夕日。環境にもよりますが、きれいな夕日を見ることができるのは西向き物件の特権です。 ■東向き物件は朝活派にピッタリ! 南向き物件に続いて人気の高い東向き物件。最大の特徴は朝日が差し込んでくるということですよね。人間の体内時計は太陽光を浴びることで分泌されるホルモンによって正しく設定されると言われています。特に朝日を浴びることは自然で快適な目覚めを誘発するのに有効であるとされていますので、気持ちよく朝の身支度をしたい、朝の静かな時間帯に集中して仕事や勉強をしたいという人にはオススメです。 その他にも日照時間が午前中に限られるので夏は夜になれば涼しい、日当たりのいい午前中であれば洗濯物が乾きやすいなどもメリットがあります。ただし、午前中の陽射しは意外と強いため、家具や畳が日焼けしてしまうことも。出かける前にはカーテンを閉めるなどの工夫が必要になるかもしれません。 ■ライフスタイルに合わせた方角選びを 方角ごとに特徴を見てきましたが、必ずしも南向きの物件がベストではないということがお分かりいただけたでしょうか?ご自身のライフスタイルやワークスタイルに合わせ、快適に過ごすことのできる方角を見つける。これがベストな物件の選び方と言えそうです。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-17 15:53:00
マイホームで主婦が一番こだわりたいのがキッチンという方も多いと思います。
おしゃれなキッチン、機能的なキッチン、壁付けキッチン、対面式、アイランド型・・・・etc 様々なタイプがありますが、今回はマンションや建売住宅でポピュラーな壁付けキッチンと対面式キッチンのメリットデメリットを整理してみましょう。 ■壁面にキッチンカウンターが一直線に並ぶ壁付けキッチン ◇壁付けキッチンのメリット 壁面に機能的に配置されたキッチンは全体を一目で見渡せるので、どこに何があるのか一目瞭然。一直線に流れる作業を考えて動線計画をすれば無駄がなくとても機能的でシンプルにまとまります。 また壁に向かって作業をするので、お料理に集中することもできます。作業効率がとっても良いのが壁付け型です。 ◇壁付けキッチンのデメリット メリットである全体が見渡せる点はデメリットでもあります。リビングからも見渡せるので、キッチンの生活感がお部屋全体へ伝わりやすいのです。 上手に片づける工夫や、整理整頓を常に心がけておかなければいけないでしょう。収納上手な方にはお勧めです。 ■カウンターを挟んでダイニングと繋がる対面式キッチン ◇対面式キッチンのメリット 作業をしながら家族と対話をしたり、同じテレビを見たりできることが最大のメリットです。キッチンでの作業に孤独を感じることも少なくなります。 またカウンターのおかげでキッチンの内部が隠れ、生活感がお部屋全体へ伝わらないのもメリット。キッチンはどうしても物が雑多に置かれたり、洗剤のボトルや雑巾など生活感が出てしまいがちですよね。その点、気を使わなくてもすっきりと見えます。 ◇対面式キッチンのデメリット キッチンからダイニングへの出入りが一か所に限られ、キッチンの奥まで行くのにぐるっと回らなければならないのが難点。何かものをとりに行ったりするのにちょっと億劫に感じるかもしれません。またお部屋は一体的でもカウンターで区切られているので足元の視界が通りません。ハイハイ中の小さなお子様をお持ちの場合は目が行き届かないことも考慮しましょう。 さらに、対面カウンターの上はどうしても ‘ちょっと仮置き’的な場所になりがちです。いつの間にか物置になってしまって対面カウンターのいいところが台無しということにもなりかねないですね。 どちらの場合でも、家族が一緒に料理をする場合に一緒に作業できるスペースはあるかどうかも考えておくと良いです。また、子供が小さいうちはダイニングで宿題をすることもあるかと思いますが、そんな時に声をかけやすいかどうか、カウンターの高さやキッチンの作業スペースとダイニングテーブルの距離など、家族の年齢や生活スタイルに合わせて考えてみましょう。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-17 15:51:17
住宅を購入する際にまず頭に浮かぶのが「中古物件と新築物件のどちらを選ぼう?」ということではないでしょうか?どちらにもメリット・デメリットがあるため、とても悩ましいところですよね。
■憧れのあの街に住みたいなら中古物件が有利! 住みたい地域が決まっている、最寄りの駅から徒歩○分といった「これだけは譲れない!」というこだわりの条件があるのなら、やはり販売物件数の多い中古の方が探しやすいと言えます。 加えて、立地や広さなどの条件が同じであれば、一般的には中古物件の方が価格も安くなります。 ただし最近では駅前の再開発・整備が活発に進められていることもあり、駅近くの整理された区画に新築物件が建てられるケースも増えていますので、条件に見合う立地が見つかれば新築という選択肢もありでしょう。 ■中古物件は今の生活スタイルに合っていない可能性も… 特に10年以上前の中古物件では生活スタイルや家族構成の変化に間取りや設備がついてきていないことがあります。例えば昔ながらのキッチンやリビングは大家族での生活をベースに設計されたものが多く、今どきの生活スタイルを送りたい人にはちょっと不便に感じるかもしれません。 一方、新築物件は最新の生活スタイルをベースに設計されているため、家事動線や家族構成に配慮した間取り、バスルームや収納・床暖房などの便利な最新設備がバリエーション豊かにそろっています。使い勝手や省エネなどを意識する人は新築物件を選ぶ方が良さそうです。 ■リフォームで自分好みに! 立地から考えた時に、条件に見合った中古物件があるけれど、間取りや設備は最新のものを使いたい…そんなワガママを叶えてくれるのがリフォームやリノベーションという選択。 中古物件はリフォーム・リノベーションをすることによって、生活しやすい間取りに変更したり、自分好みの設備を揃えることが可能です。自分の好きな街に自分の好きな空間を持つことができる、そんなことも夢ではありません。 ■気にしておきたい地震対策 地震大国・日本。やはり建物の耐震・耐久性は気になるところですよね。 新築物件は設計したときの最新の基準を用いて建設されるため、ほぼ心配はありません。 一方、中古物件であっても1981年以降に建てられたものであれば、新耐性基準が適用されているため特に大きな問題はないと言えます。 注意したいのはそれ以前に建てられた住宅の場合。この場合は事前によく確認しておいた方が良さそうです。 ■入居後のイメージがしやすいのは? 新築物件の場合、入居後に何か違和感を覚えるという意見があります。これはモデルルームや建築模型での事前確認がメインとなってしまい、実際にそこで生活するイメージがしづらいからだと言われています。 中古物件であれば現地で建物を直接見ることができ、またご近所にどのような住人が暮らしているかもチェックできるため、入居後のイメージがしやすいわけですね。 ■税金の負担が少ないのは? 支払うお金も気になるけど、税金も気になりますよね。 まず新築物件の場合「新築住宅に係る固定資産税の減免措置」が適用されます。新築一戸建ては3年間、新築マンションであれば5年間、税額が半額となる優遇措置です。中古物件の場合は残念ながらこの優遇措置は適用されません。 また住宅ローンを利用した際の「住宅ローン減税制度」は新築・中古物件ともに使うことができますが、中古物件の場合は築年数によって制限があるため事前に確認が必要となります。 さらに住宅購入時にかかる「不動産取得税」についても、中古物件の場合は築年数が経過すればするほど控除額が少なくなります。 これらを踏まえると税制面での優遇措置は、新築物件の方が有利なようです。 ■物件の資産価値はどうなる? 住宅の資産価値は一般的に立地や広さ、築年数を基準に決定する部分が大きいため、新築で購入したのか、中古で購入したのかによって売却時の額が大きく変化するということはありません。 そう考えると、中古物件の場合は新築物件に比べ購入時の金額が安く抑えられている可能性が高いため、購入額と売却額の差が小さくなり売却損が出にくいといったメリットがあります。 中古物件・新築物件ともにメリット・デメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか?こだわりの条件や発生する費用などの特徴を理解した上で、ライフスタイルやライフプランに合わせた住宅を選ぶことが重要ですね。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-17 15:46:40
距離を上手におく表現に「スープが冷めない距離が良い」という言葉があります。この意味はまさにスープが冷めないくらいの近くに住むことですが世代によっては遠いか近いかの価値観が違うこともあります。さらに、親と言っても自分の親なのか夫婦の相手方の親なのかによっても考え方が違ってきますね。
■実家を継ぐという現状 近年の高齢化社会の問題点の一つに地方の高齢化による生活の不自由さがありますが、そもそも子供たちはどこに行ってしまったのでしょう。長男が実家で暮らす三世帯同居が少なくなったのも、大学の進学や就職先の都合で実家を離れる傾向にあり、同居がなかなか難しい時代となっているのが原因とも言えます。最近では、長男が実家に入って同居することは義務ではなく、両親の希望になってきています。 ■近所とはどこまで? 世代によっての価値観の違いがあるといわれている「近所」とは、どの程度の距離でしょう。あの角を曲がったところ?それとも小学校などの学区内? 同居ではなくてせめて近隣に住まいをと考える理由は多々考えられますが、新しい生活を始める家族のライフスタイルで、「親の近くにはいたいけれど通勤通学を考えると同居はできない」「親の敷地内や隣にちょうどいい土地がないので、できるだけ近い近所を探す」などでしょう。これから「近所」を検討する時に重視したいのはライフスタイルに合った環境を優先的に考えることです。 ■近所に住むメリット、デメリット 近所に住むことのメリットは、同居よりもお互いの生活を干渉されないで住める距離を保つことでしょう。ちょっとした距離にいるからこそ、いざと言う時にはお互い頼りになるものです。しかし、毎日のように訪問されるのでは、頻繁に生活の干渉をされるのではと、不安になる前に夫婦でしっかり話し合って相互のライフスタイルを理解する努力をすることも大切です。 一方でデメリットは干渉しすぎが起こるかもしれないこと。さらに、ご近所の仲良しさんが双方のことを干渉してくることも考えられます。「お宅のおばあちゃん風邪ひいてるらしいわよ、行ってあげた?」とご丁寧にお知らせしてくださる方もいらっしゃるかも。自分たちは越してきて日が浅くても、親は長い間その土地で暮らしていると自然とご近所さんとのお付き合いもできているもの。ご近所付き合いに気を遣うことも出てくると覚悟しておきましょう。 ■同居・近居のタイミングとうまくいくコツ 同居の場合、一番多いのは結婚のタイミング。その次は、親が高齢になった・どちらかが亡くなった場合などが多くなると思います。 結婚のタイミングの場合は、新たに新居を構えるために土地探しから購入、建物のローンの支払いを考えると同居の方が新婚さんには金銭面でのメリットが大きいでしょう。一方で、後から同居・近居となる場合は、お互いのプライバシーを尊重するために二世帯住宅にするのかなど考慮する時間があります。 いずれの場合も、金銭の問題や敷地面積の問題まで納得するまで話し合うのがベストでしょう。新築やリフォームをする際も水回りはもちろん水道代のメーターも別にするなど事前にトラブルとなりそうなものを回避するようにしましょう。とはいえ、せっかくの同居なので、どこかで共通の空間を作り、自然と気配を感じられる配慮も必要でしょう。廊下をつなぐ、中庭を囲む、など三世帯の醍醐味も味わってみましょう。 同居・近居どちらの場合も、まずは“マネー計画”と“気持ちが楽になる方法”を話し合うことが大切です。 お互いの希望や不安などを一度しっかり聞いてみて、みんなが納得のいく生活をするために、できる限り実現できる方法を考えましょう。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-17 15:39:37
小学校へ通うのは小さな子供にとって大変な事。幼稚園や保育園は送迎がありますし、中学生以上になれば体力もあります。しかし、小学生それも低学年であればなおさら小学校まで自力で歩いて通うということは大人が考えるよりはるかに大変なことです。ですから、転居を考える時は小学校までの通学路を考慮に入れましょう。
■小学校までの距離か安全性か お子様がいらっしゃるご家庭で新しく住むところを探すことになった時に優先順位の上位は何でしょうか?ご主人のお勤め先に近いか、近くにスーパーなど便利な商業施設があるか、ご近所はどんな方がいるのか、子育てしやすい環境か。そんな中で、小学校に通うための距離が最優先という方も少なくないかもしれません。 距離と同時に大切なのは通学路が安全かどうかです。近くても交通量の激しい道路が通学路では心配です。距離だけでなく、安全な安心な通学環境という視点で考えることも大切です。 ■小学校が遠い場合、近い場合 現代は、放課後に直接友達の家へ遊びに行くことを良しとはしていません。一度家に帰って、おうちの方に行先や戻る時間を約束していくのが普通です。 学校から近ければすぐにお友達の家に行けますが、遠ければそれだけ遊ぶ時間も少なくなるという点では、遠いことはデメリットであると言えます。朝も早く家を出なければならないなどお家の方も大変な面があるでしょう。 しかし、学校から遠いと体力がつくというメリットがあります。成長期である10代の子供たちにとって毎日の登下校で足腰が鍛えらるのは良いことではないでしょうか。特別なスポーツをするより毎日継続して歩くことで体の基礎が作られるという点では遠いこともメリットと言えます。 近い場合は、忘れ物をした時に取りに帰ることができたり、届けに行ったりしやすいですね。通学時の心配も距離に比例して少なくてすみます。そして、参観日などに親が学校へ行く時に楽であることもメリットの一つでしょう。 ■地域の交流も大切にしましょう 学校までの距離に関係なく、地域交流をしておくことは大切です。小学校の近くの交番。近所の親切なおばさん。商店街の人。子供の通学路にいざという時の頼りになる人や場所があると親は安心です。 子供にも何か困った時にはどうすることができるかを、きちんと話し合う必要もあります。そんな時に地域の交流があると、ご近所さんを頼ることもできますし、親の見ていないところでの子供の行動を偶然近所で見かけた情報をもえることも。今どきは個人情報のことでプライベートをまるで秘密にすることが当然のようにとらえられてしまいますが、信頼できる地域交流があると意外と住みやすくなるかもしれません。 子供が長い間歩いて通うその道が、安全で安心できる環境かどうかを調べてあげることは親としてとても重要です。道路が狭く交通量が多い場所は避けたいですし、木々の手入れがされていなくて薄暗い場所が多いなど、学校に報告して通学路の変更もできます。日が暮れて暗い人通りの少ない個所には街灯の設置も申請できます。子供のために安全な通学路の確保も一つの案だということを覚えておきましょう。 ※平成27年3月作成 ![]()
2015-03-17 15:37:55
住宅を探す際に『借地権』付きという物件を目にすることはありませんか?『借地権』に対して『所有権』という権利もありますが、いったい何がどう違うのでしょう?
■所有権とは? 一般的に土地の売買は『所有権』の売買のことを指しています。『所有権』とは文字通り土地を所有する権利のこと、つまり土地を買った人がその土地の所有者になる、ということですね。 所 有者になれば、その土地を自由に処分(売却・贈与・相続など)することができますが、土地に対する固定資産税や都市計画税を支払う義務が生じます。 ■借地権とは? 『借地権』とは、他人(地主)から土地を借り、そこに自分の建物を建てる場合に発生する「土地を借りる権利」のことを指します。 借りるのは土地だけなので、建物は自分の所有物となります。したがって賃貸物件とは異なり、建物に対するリフォームなどは自由にすることが可能です。 ■所有権と借地権、どちらがお得? 「借地イコール土地を借りる」というイメージがあるため、土地を所有できる『所有権』の方がお得に見えてしまいますが…実はどちらにもメリット・デメリットがあります。 『所有権』は『借地権』に比べ、土地を自由に扱うことができるというメリットがありますが、一般的にかかる費用は高くなりがちです。これはイニシャルコストとなる購入価格、登記にかかる税金などが影響するからです。 では『借地権』の方がお得かと言うと…そうとも言い切れないのですね。 土地を所有せずに借りる分、所有権に比べてイニシャルコストは安く抑えることができますが、土地所有者(地主)に対して継続的に地代を支払う必要がありますし、住宅ローンの利用や建物の構造にも制限がかかる場合があります。 また、『借地権』は『所有権』に比べて資産価値が低くなる傾向にあり、一般的には所有権価格の60~70%で取引されます。将来的に土地を資産として考えているのであれば、この辺りも気にしておく必要がありそうですね。 ■借地権にも二種類ある 『借地権』には「地上権」と「賃借権」の二つが存在します。 「地上権」には、その土地を支配することができる強い権利があります。土地を支配する権利とは、土地所有者(地主)の承諾なしに第三者に「地上権」を譲渡したり、賃貸をすることができる権利です。 一方の「賃借権」は土地を間接的に利用できるのみで「地上権」ほど強力な権利ではありません。譲渡や転貸、建物の建て替えを行う際には土地所有者(地主)の承諾と、土地を借りるときに支払った権利金の3~5%にあたる承諾料が必要となります。 なお『借地権』つきマンションはその多くが「地上権」となりますが、一戸建ては「貸借権」が付与されていることがほとんどのようです。自分の借りようとしている土地がどちらに該当するのか、事前に確認しておくと良さそうですね。 ■知っておきたい法律のおはなし 権利の話とは切っても切り離せないのが法律の話。 『借地権』には土地を借りるにあたり、土地所有者(地主)とのトラブルを避けるために「借地借家法」という法律が制定(平成4年改正)されています。 「借地借家法」には「普通借地権」と「定期借地権」の二つが制定されています。「普通借地権」は借地期間を最低30年とし、借りている人が希望すれば自動更新されるという権利。 一方の「定期借地権」は一般的に借地期間を50年とし、期間満了後には土地を更地にして土地所有者(地主)に返還する必要がある権利となっています。 なお、改正前の旧借地法による『借地権』が設定されている場合は、引き続き旧借地法が提供されます。借地期間などに違いがありますので、借りる土地にはどの借地権が適用されているのかを事前に確認をしておく方が安心ですね。 初期費用を抑えたいのであれば『借地権』付きの物件、将来的な資産価値を気にするのであれば『所有権』付きの物件と、自身のライフスタイルやライフプランに合った物件を探してみてはいかがでしょうか。 ※平成27年3月作成 ![]()
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