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2016-01-26 09:58:10
イ草で織られた畳は、断熱性と保湿性に優れているため、夏に涼しく冬に暖かいのが特徴。
吸水性も高く、乾燥している時には適度な湿気を放出してくれます。日本の風土に適している畳ですが、お手入れが心配で和室つきの物件の選択を悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は畳を長く使うためのお手入れについてご紹介いたします。



●畳が苦手なのは、水と湿気と日差し
まずは、畳が傷んでしまいやすい誤ったお手入れを知っておくことが、
長持ちさせる正しいお手入れを知るヒントになります。

畳は水が苦手。
変色やカビの原因になる水拭きは避けましょう。
汚れをふき取る時には、揮発性の高いエタノール系の消毒液ですとシミも防げます。

湿気の高い部屋はカビの原因になります。
こまめに換気をして風に当てるよう心がけましょう。
湿度の高い部屋や梅雨の季節には除湿機を利用することでカビ予防に努めると安心です。
布団の敷きっぱなしや、カーペットなどで覆ったままだと通気性が悪くなり、カビやダニの温床になると言われています。
なるべく敷物の無い状態で畳を使いたいものです。

また、直射日光による日焼けは変色を招きます。
傷みも進みますので日差しが強い時は
カーテンなどで直射日光を遮ってあげるとよいでしょう。


●畳の目に沿って掃除機を

普段のお手入れは掃除機で充分ですが
掃除機で強くこすってしまうとイ草が擦り切れることにも。
掃除機ヘッドのブラシはオフにし、畳の目に沿ってかけてあげると良いでしょう。
昔ながらのほうきを使ったお手入れも畳には優しいお手入れ方法です。


●擦り切れるたら補修テープを利用する方法も

畳の傷みが顕著になるのが、擦り切れ。
細かく千切れてくると衣類にイ草が付着してしまいます。
見た目の美しさも損なってしまいますよね。
天然素材であるイ草は、経年劣化で傷みが出るのはやむないこととも言えますが、
子どもの遊びで畳が強くこすられてしまったり、モノを引きずって擦り切れてしまったら、範囲が広がる前に早めに補修をしておくと良いでしょう。

ホームセンターやインターネットで畳用の補修テープを手に入れることが可能です。
傷の上から貼ることで進行を防ぎ長く使えるよう工夫したいものです。


●畳の「裏返し」「表替え」で節約を

とはいえ、畳は消耗品です。
いつかは取り換える時がやってきます。
ただ、丸ごと新品に買い替える前に、畳表を変えることで節約可能です。

表面のイ草を外し裏返しにする方法が「裏返し」
同じ畳表を使いますので傷みの少ない時期ならば一番節約できる方法です。

次に、表面のイ草そのものを取り換える「表替え」
シミや日焼けなど裏返すだけでは効果が無い場合の手段です。

そして最後が、畳を丸ごと取り換える「新床」になります。
カビの発生や畳の間に隙間が出来きたら取り換え時期になります。


畳を敷いた和室もお手入れ法が分かれば快適に暮らせそうですね。
ほっと寛ぐ畳のお部屋、みなさんの暮らしにもいかがでしょうか。

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