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2016-06-19 15:36:58
「新居には大きなダイニングテーブルを置いて、みんなでワイワイ楽しみたいな」
「クローゼットはあまった衣装ケースを入れたらいいかな」
「間取図に家具を書き加えてみたら置けそうだし、大丈夫だよね」
いえいえ、
置く・入ることも大切ですが、
さらに大事なのは「可動域」ですよ。
テーブルの後ろは椅子に座った人がいても通れますか?
クローゼットの衣装ケースは奥までは引き出せますか?

家具や収納の配置を考えるときは実寸とあわせて
使用時のサイズも考えることが大切です。


●テーブルの椅子を引いても通れる?

家具を購入する時、どんなことを意識してサイズを選んでいらっしゃいますか?

部屋に入るかな?
椅子が置けるかな?

など設置できるかどうかサイズを検討して
選んでいらっしゃるかと思います。

ただ、
テーブルや食器棚など何かの作業をする家具の場合は、
設置しておしまいではなく、
使用するときの作業スペースを考えておく必要があります。

テーブルと椅子を置けたとしても、椅子を引き出して座るスペースが確保されていなければ使いにくくなります。
さらに、
テーブルの後ろを通り抜けて出入りする必要があるレイアウトの場合も
座った人の後ろを通れるスペースを確保していないと
日々の生活でストレスになってしまうのです。

目安のサイズを参考に家具の配置を考えておきましょう。


・テーブルで椅子を引いて座るために必要な空間は約80㎝
・椅子に座った人の後ろを通るために必要な空間は約95㎝



●戸棚を開けて屈むスペースは?

可動域に注意したい家具として、
食器棚やリビングボードなどの扉付きの家具が挙げられます。

こちらも設置スペースだけでなく、
引き出しを出すために手前に屈むスペースがあるか、
扉を開くに十分な広さがあるか、検討する必要があります。

もし設置する場所が狭い時には、
手前に広い空間が必要になる観音開きや引き出しではなく、
スライド扉や折れ戸を使った家具を検討してみても良いかもしれませんね。
ただ、間口が狭くなる可能性があるので、
収めたいモノのカタチと合わせて選ぶようにしましょう。


サイズの目安に
・屈んで引き出すには約100㎝+引き出しの奥行


●収納ケースは引き出せる奥行きか?
ウォークインクローゼットなど、パッと見ると広く感じる収納スペースは、
どんなサイズの収納グッズも入る気がしてしまいます。
例えば
押入れで使っていた衣装ケースや布団ラックなど。
床面積だけをみると確かに収まるのですが、
深すぎる奥行きは、引き出して使うには奥まで取り出せず結局は使い勝手が悪くなってしまうのです。

収まるか、だけでなく
使いやすいか、併せてチェックが大切ですね。


せっかくお気に入りの家具を手に入れるならば
大切に使ってあげたいもの。
お家に迎い入れて使えるサイズなのか。
設置サイズだけでなく可動域を確認したのちに
選んであげたいですね。

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