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2017-02-17 14:17:37
新築でも中古でも、家を購入するのは、一大決心。どのタイミングで、どんな家を検討するのか悩ましい問題でもあります。自分たちが住むのはもちろんですが、資産として考えるとまた違った視点で家を捉えることもできます。



■「家」は資産
家は「生涯に一度の大きな買い物」とも言われています。広い家で子どもたちをのびのびと遊ばせたい、ガーデニングや家庭菜園ができる庭がほしいなど、夢は広がります。家を買ったとき、それは夢が形になったのと同時に、新たに資産形成がなされたことを意味します。建物と土地を一緒に購入する場合がほとんどでしょうから、「家」と「土地」という二つの資産が手に入ることになります。この資産を、買って終わりではなく、生涯の資産として運用していく方法を、「家」と「土地」の両面から見てみましょう。

■「家」の可能性
「終の棲家」として、また子どもに残すことを考えて、家を買う人も多いことでしょう。しかし、人生には予想外の出来事も起こりえます。子どもたちが巣立った後、別の場所に定住するというということもあるでしょうし、自分たちが高齢者用の入居施設に入ることになるということも出てきます。その場合に、まだ住める家を空き家として放置せず生かす方法として、一戸建て賃貸いう方法があります。
近年の雇用不安の中、購入はしないけれど一戸建てに住みたいという需要は、意外と多いものです。その理由はやはり、家を買う人と同じ。広さや環境の良さです。こうした需要があるにもかかわらず、アパートやマンションといった賃貸物件に比べて、一戸建て賃貸住宅の供給が追い付いていないという現状があります。今国では、空き家対策が大きな問題となっています。大切な家を「問題」にしないためにも、一つの有効な方法ということができるでしょう。

■「土地」の可能性
建物の資産価値は年とともに下がっていきますが、土地の価値は年数が経ってもほぼ変わりません。周辺の環境が便利になったり開発が進んだりすれば、価値が上がる可能性もあります。家が老朽化して取り壊す結果になっても、駐車場として活用することもできます。

「終の棲家」と思っていた家。もしそこに居住し続けられなかったとしても、自分の家を持っているメリットはたくさんあります。その一つが、資産としての活用度の高さです。「生涯に一度の買い物」としての夢のほかに、こうした可能性も視野に入れて、住宅の購入を検討してはいかがでしょうか。

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