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2017-04-12 10:25:41
育児中のママにとって、叱ること自体がストレスになっているケースは多いといいます。育児書などで「叱らない子育て」というテーマを見つけると、「できることならそうしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。でも、単純に「叱らない子育て」に飛びついてしまうと、後々になって後悔する結果を招くこともあります。正しい意味での「叱らない子育て」を理解しましょう。




■「叱らない」にもパターンがある
実は、叱らない子育てといっても、1つではありません。いくつかのパターンが考えられます。その中には、良いパターンもあれば、悪いパターンもあります。いくつか例をあげてみましょう。
「叱るのがストレス」
子供の行動が良くないことと知りつつも、叱らない子育てをしなければと思い目をつぶってしまうケース。この場合、自分の気持ちをごまかし、フタをしてしまっているので、いつか大爆発へとつながることも考えられます。
「叱ると悪影響を与えるのではと不安」
ママのひと言が子供の心を傷つけるのではないかと心配になり、叱ることを躊躇してしまうケース。叱ること=ネガティブというイメージがあり、そのマイナスのイメージが、面と向かって叱ることを踏みとどまらせてしまいます。
「叱るようなことが起こらない」
こうであって欲しいと思うかもしれませんが、実際に2~3歳の急成長中の子供達が、ママの言うことを素直に何でも聞いている姿はちょっと想像しがたいですよね。ですから、実は親の受け止め方次第というものでもあります。


■叱るというのは教えてあげること
本来、子供を叱ってあげることはとても大事なこと。「怒鳴る」「ガミガミ言う」「感情的に叱る」「手をあげる」「日常的に叱り続ける」などは良くありませんが、叱ること自体は悪いことではありません。
大切なのは、頭ごなしに怒りつけない、人格そのものを否定しないといったこと。叱る前に子どもの考えや気持ちに耳をかたむけ、その上でダメなことはよく言い聞かせるなど、分かりやすく教えてあげることが大切です。ちょっとしたことでカッとなってしまった時は、一呼吸おいて状況を確認しましょう。もちろん、人に迷惑になることやお友達や本人に危険を及ぼすようなことをした時は、しっかりと叱る必要がありますし、これはしつけの上でも必要なことなので躊躇せず叱りましょう。


■視点を変えてみる
叱りを減らすために、「これって本当に叱るべきことかな?」と自問するのも大切です。特に、2歳過ぎの頃には、ママの気持ちもついイライラモードになりがちなので、何もかも叱りたくなってしまいます。重箱の隅をつつくように、子供のやること全てが鼻についてしまうからです。
そんな時は、少し見方を変えてみるだけで我が子の「いたずら」が「好奇心の表れ」に見えてくることがあります。視点を変えることで叱りを減らすという方法なら、健全な「叱らない子育て」が実現可能。イライラしそうになったら、ぜひ意識してみてください。

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