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2017-02-03 14:13:50
流動性を考えた住宅選び
転勤や転職の可能性がある、夫婦二人になったら家を売ったお金でマンションや高齢者向け施設に住み替えるかもしれないなど、将来家を売る可能性があると考えるなら、家や土地といった不動産の「流動性」を考える必要があります。
流動性とは、お金に変えたい時にすぐに変えられるかどうかということ。売りたい時にすぐに売れるかどうかです。



■管理が行き届いた家
新築の時にはほぼ同じ価値の家であっても、その後のメンテナンスで、家の状態が違ってきます。中古住宅として売る際、ほぼ同じ条件の家であれば、メンテナンスの行き届いた家の方が良いと判断されるのは自然なことです。特にガスや水道といったライフライン周辺は、定期的にチェックしましょう。管理がしやすい・行き届いている家は、自分たちも気持ちよく暮らすことができ、同時に、第三者から見ても魅力的な家となります。

■状況変化に耐えられる間取り
家にも自分らしさを取り入れたいという希望は、誰もが持つことでしょう。しかし、あまりにも個性的なデザインや使いにくい間取りは、売却するときにマイナスになりかねません。自分たちが生活するうえでも、子どもの成長や親との同居などといった、ライフスタイルの変化を求められる場面は出てくることでしょう。個性をすべてあきらめる必要はありませんが、ある程度受け入れられやすい、リフォームしやすい間取りであることも大切です。そうした視点から、事前に間取りやデザインを直接確認しておくのもおすすめです。

■土地
建物の価値は、年々下がります。しかし、年数がたっても価値が変動しにくいのが土地です。もし家が売れなくても土地は残りますから、多くの人が「ほしい」と思うような土地を選ぶのも一つの考え方です。買い物や通勤に便利か、人口が減り続けていて将来の発展が見込めないといったことはないか。また、駐車スペースの有無も大きなポイントです。売りやすい土地かどうかも、流動性を考えるうえで非常に重要です。

変化の激しい現代では、いざとなったら住宅を手放し、変化に対応することも一つの選択肢です。それを視野に入れるなら、使用価値に重点を置き、流動性の高い住宅の購入を検討しましょう。