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2016-05-03 14:52:37
新居を選ぶ際に、住宅情報誌などで「新居に対する不満ランキング上位は「収納」」などと目にすると、「もっと収納が多い方がいいのかしら?」「広い納戸の部屋を探さなくちゃ」と心配になるもの。実際、どれくらいの収納量があればいいのでしょうか?
収納量を判断する目安のひとつとして「収納率」が挙げられます。マンションは8%、戸建ては11%あると安心といわれることもありますが、収納率を満たしていれば安心なのでしょうか?


●収納率の意外な落とし穴?
住居スペースに占める収納スペースの比率を割り出したのが「収納率」。

収納率 = 収納スペース面積 ÷ 住居スペース面積

当然ながら収納率が高くなれば収納スペースも広くなります。
理想は、マンションならば8%以上、戸建てならば11%以上あれば安心ではないかと言われているようなのです。
確かに目安があると判断しやすいですよね。

「じゃ、早速気になっている物件の収納率をチェックしよう」と物件情報をチェックする前に注意すべきポイントが。

収納率に用いられる「収納スペース面積」に該当するのは、床から天井までが収納として使える場所だけなのだとか。
つまり、押入やクローゼットや納戸のような大きな収納場所のみが収納スペース面積に含まれるようなのです。
逆に、キッチンの吊戸棚や、洗面所の鏡裏収納、トイレの吊戸棚、玄関の腰高のシューズクローゼットは
収納率に含まれていない可能性があります。

そうなると、物件情報としての収納率は低くても、収納スペース面積には含まれてない細やかな収納が用意されていて、
実際には十分な収納量だと感じるかもしれませんし、
逆に収納率が高くても、大きすぎる屋根裏収納や納戸だけで、
普段使いの荷物を収めるには難しく感じることもあり得るのです。

収納率が魅力に感じるのは「収納が広いならば片付けやすいだろう」という考え方が前提にあるからかもしれませんね。


●収納率だけじゃなく収納場所もチェックしよう
収納は広さも大切になりますが、収納の場所もチェックが欠かせません。

・何を
・どこに
収めたいのか、
自分たちの暮らしや持っているアイテムをイメージしながら考える必要があります。

例えば
キッチンから離れた場所に巨大なパントリーがあるより、
シンクの上の吊戸棚のほうが使いやすい方もいるかもしれませんし、
大きな納戸に細かいものを収めるより、
キッチンカウンターの下に浅い棚があるほうが楽だと感じるかもしれません。

収納は広さだけにとらわれるのではなく、使いたい場所に収める場所があるのか、
収めたいものが入れやすいサイズなのか、という点にも注意しながらチェックすることがおすすめです。

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