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2016-09-11 17:48:20
災害大国日本。地震に津波、台風に洪水、ゲリラ豪雨。
日頃の備えが大切なんだよね、と頭では分かっていても、そのうちに…と後回しになりがちな防災対策。
大人ひとりならどうにか切り抜けられても、幼児を抱えての避難生活は想像するだけでも大変そうです。
防災で備えることは多々ありますが今回は「食」について考えてみましょう。



■なんとなくでは足りない?最低3日分ありますか?
被災後、家族もケガなく無事でよかったー!とひと安心した後に気がかりになってくることのひとつが「食ること」では無いでしょうか。
自分たちの住まいに被害が少なくても、ライフラインが寸断されてしまったり、物流網の整備が遅れてしまうと、被災後しばらくは食べることに支障をきたしてしまいます。

では、どれくらいの備蓄があれば大丈夫なのでしょうか?

企業などでは、建物に残った従業員のために3日分の食べ物と飲み物を用意してあるそうです。
自治体でも最低3日分、推奨7日分の食糧を備蓄するよう案内しています。
まずは、自宅で家族が3日間の食事ができるよう備えておくこともひとつの目安ですね。


江戸川区 食料備蓄豆知識

足立区 災害時の食

江東区 非常用品の用意

墨田区 備蓄


■3日分を1日ごとにまとめると家族も分かりやすい

「なるほど、3日分の備蓄が必要なのね」

と大量の缶詰、レトルト食品、カップ麺を買い込んで
食品庫の奥にギューギュー押し込んではいませんか?

通常の食品ストック同様、ただ置いておくだけでは緊急時には賞味期限切れのオンパレード。
家族が置き場を把握していなければ、せっかくの備蓄も持ち腐れてしまいます。

また、やみくもに詰め込んでいては、何があるのか把握できず、
水は?お米はあるの?離乳食は?
1日あたり何をどれくらい食べても大丈夫なのか分からずパニックになりそうですね。

こんな時のために
備蓄の時に1日分ごとに分けて収めれば必要な量も把握しやすくなります。
例えば、ファイルボックスや保存袋に1日分の食糧を入れてみましょう。
水1リットル×家族の人数
おかゆパック・ご飯×家族の人数
缶詰…
などなど。

2日目、3日目も同様にパッキングしておきます。

仮に被災した時も
「1日目にはこれを食べれば大丈夫」
「2日目はこれだけ残っている」
と判断できるので食事面での混乱も最小限に留められそうです。


■ ローリングストックで備蓄を入れ替える

「大切なのはわかるけど、備蓄をそんなに買い込んだら、
収める場所が必要になるしなぁ」
「賞味期限が切れになりそうでもったいないな」
と不安になることも。

備蓄は特別な非常食である必要はありません。
普段から口にしているような缶詰や乾物をそろえておき
食品ストックの感覚で捉えておくと管理しやすくなりますよ。

ひとつ食べたら、買い足す。
賞味期限が切れる前に食べる。

日常の生活の中で上手に付き合っていきたいものですね。
非常時を平常心で乗り切るためにも日頃の備えを意識してみませんか?

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