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2016-12-17 17:54:26
家を探している時、『借地権付き』という住宅を見たことがありませんか?
家を買いたい人のなかには、「借地権って土地を借りるんでしょ?」と、最初から検討外とする人もいると思います。
借地権のメリットデメリットを理解して自分に合うかどうか検討してみましょう。



■買うよりも安い
一番大きなメリットは価格でしょう。だいたい新築価格の約7割で購入できてしまいます。またコストを落とすことで、予算内でより都心に近い立地の物件や、より広い間取り物件を狙える可能性が出てきます。
建物は自分の所有なので、壁にクギを打つのも壁紙を張り替えるのも自由。大掛かりなリノベーションも可能です。土地ごと家を買うのとなにも変わらないといえるでしょう。
また借地権付き物件は一般的には売れにくいため、「掘り出し物」が眠っている可能性も見逃せない点です。

■注意点は?
先に書いた通り、『買う』時の価格は安いです。が、しかし建物価格のほかに、土地分として保証金や権利金、入居後は土地の固定資産税がかからない代わりに、地主に地代を払う必要があります。それに、借地権だと担保評価が低いため、住宅ローンが借りにくいというデメリットもあります。
また『借り物』であるため、将来的には地主へ返す必要があります。自分の子供・子孫に土地も残したい、と思っている人には向いていないかもしれません。

■建物と土地は別に考える
「建物は自分のもの」
建物は自分の所有物です。壁に穴を開けようが、スケルトンにしてリノベーションしようが自由です。ただし、自分の持ち物ゆえ、建物に対し固定資産税は支払う必要があります。
「土地は借り物」
賃貸物件のように、土地は借りている状態なので『地代』という賃貸料を地主に毎月払います。場所にもよりますが大体、月1~2万ぐらいが目安でしょう。ただし、借り物なので土地に対しての固定資産税は支払う必要がありません。そしていずれは返さなければなりません。
借地権付き物件がアリか、それともやめた方がいいのかについてはメリット・デメリットを理解した上で、判断しましょう。


例えば、いずれ同居する予定だから今は住まいに多額な費用をかけられないけれど、賃貸だとただ家賃を支払うだけになってしまうし、理想の住まいを手に入れられないといった場合には、必要最小限の費用で夢を叶える暮らしも可能になってくるのが借地権付き物件と言えるかもしれません。

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